落ち着きのない子は問題児?
『もう、ジョーイったら!2 父さんと、キャッチボール?』 (2009年)ジャック・ギャントス作 前沢明枝訳 徳間書店 今日たまたま目にした東洋経済オンラインの記事。発達障害を発表している、モデルで俳優の栗原類氏のお母さんのインタビュー(コチラをクリック)がとってもよかった。...
単細胞男子を支えたもの
『ヒーローなんてぶっとばせ』(1998年) ジェリー・スピネッリ作 菊島伊久栄訳 偕成社 アメリカンフットボールで活躍する、見栄っ張りな男の子と、その隣に住むクエーカー教徒でベジタリアン、おまけに男なのにチア・リーダーのウェッブの物語。...
詩情豊かに味わう生と死
『光草 ストラリスコ』(1998年)ロベルト・ピウミーニ作 長野徹訳 小峰書店 LO STRALISCO by Roberto Piumini,1993 今日の一冊はコチラ。静謐で美しいイタリアの児童文学です。 たまにこういう詩情豊かで、少し哲学的でもある本に出会うと、スト...
現代版魔女の家系
『緑の霧』(2017年)キャサリン・ヴァン・クリーヴ作 三辺律子訳 ほるぷ出版 朝晩は、少しずつ涼しくなってきました。涼しくなると、チョコレートと紅茶をいただきたくなる私です(笑)。 というわけで、今日の一冊は、なんとチョコレート味のルバーブ!が育つという、不思議な農園が舞...
出版もしちゃうカフェ
先日、都立多摩図書館の企画展示を見に行った際寄ったのが、ずーっと行ってみたかったクルミドコーヒーさん。 クルミドコーヒーさんは、物語のあるカフェ。“大人も子どもも楽しめる”がコンセプトだそうで、ワクワクする空間でした!ひっきりなしにお客さんも訪れ、大繁盛。...
迷ってるなら行くべし
富士美術館@八王子で開催中の 『長くつ下のピッピの世界展』 に行ってきました~。 このピッピの世界展、何がすごいって、今回スウェーデンだけでなく、デンマークや、エストニアなどにある美術館のものを集めてきたってところだそう( by 菱木晃子さん)。...
児童関連ならココ!都立多摩図書館
八王子の富士美術館で開催中の『長くつ下のピッピの世界展』を見に行くついでに、西東京ブックツアーをしよう!と東京都立多摩図書館の企画展示を見に行ってきました。 ピッピのほうについては、また別途書きますが、多摩図書館のほうの企画展示は9月5日(水)までなので、先にこちらをご紹介...
興味を深める副読本
『ケルト文様の幾何学:自然のリズムを描く』(2014年) アダム・テットロウ著 山田美明訳 創元社 今日の一冊は、副読本(?)として、おすすめのコチラのシリーズ! 児童文学って読む年齢によって、感じる部分が違うし、何度でも楽しめるスゴイ本だなあ、と痛感している今日この頃です...
ツッコミ入れたくなる古典名作
『二年間の休暇』(1968年)ジュール・ベルヌ作 朝倉剛訳 福音館書店 夏休み終わりにご紹介するのは、コチラ! 昔『十五少年漂流記』として、抄訳で出ていた古典名作、あるときから原題に忠実な『二年間の休暇』に変わっていきました。...
沖縄ってすごい。『キジムナーkids』
『キジムナーkids』(2017年)上原正三著 現代書館 この8月の一冊と言ってもよいかな。出会えてよかった沖縄の戦争文学。 著者の上原さんはウルトラマンなどのシナリオライターの方。 とても重い内容なのですが、軽やかなんです!...