防災×文学ピクニック開催!&参加者感想
Facebookで告知して、ブログでの告知し忘れていました。 前回好評だった、防災アドバイザー美香さんとのコラボ、防災×文学ピクニック、またまたやります! え!?防災と児童文学に何の関係が?と思うでしょう? これがねー、多いにあるんです。...


海外(翻訳)文学が優れているわけ
すごーく炎上しそうなタイトル(笑)。 個人的に児童文学に関しては、海外文学、翻訳ものが好きです。 幼い頃から慣れ親しんできたのも、翻訳文学が多かった……と思っていたのですが、偶然残っていた小学校時代の図書カードを見てみたら、日本の作家さんのものもけっこう読んでいたんですね。...


中学年からの読みやすいファンタジー
『とび丸竜の案内人 時間をとんだ竜と女の子の冒険』(1988年) 柏葉幸子作 児島なおみ絵 偕成社 今月は、龍(東洋系)と竜(西洋系)ものをたくさんお届けする予定。というわけで、今日中学年から本が苦手な子でも楽しめそうな二冊をご紹介。...


真の魔法とは
『ゴースト・ドラム 北の魔法の物語』(1991年) スーザン・プライス作 金原瑞人訳 福武書店 カバー画:中村仁 湖のそばに立っているのは一本のカシの木に、金の鎖でつながれているのは一匹の物知り猫。木の周りをぐるぐる周りながら、この猫が語り部となって、一気に物語の世界観へと...


自分でつかみ取る人生
『アリス見習いの物語』(1997年)カレン・クシュマン作 柳井薫訳 中村悦子絵 あすなろ書房 図書館でね、この本の背表紙に呼ばれた気がしたんです。なぜ、この本を手に取ったのかワカラナイけれど、時々本のほうに呼ばれることがあります。...


魔女や妖精の息づく時代へ
『魔女とふたりのケイト』(1987年)K.M.ブリッグズ作 石井美樹子訳 岩波書店 装丁・さし絵 ゴーディリア・ジョーンズ KATE CRACKERNUTS,1979 by K.M. Briggs 個人的に1970年代~1980年代にかけての岩波書店の翻訳ものは、名作揃いだ...


深呼吸できる物語
『忘れ川をこえた子どもたち』(1979年)マリア・グリーペ作 大久保貞子訳 冨山房 ああ、これ好き! なんとも深みのある幻想的な物語です。うん、こういう物語がいま足りない、って感じます。リアリティ文学ではなく、ファンタジーなのですが、不思議な説得力を持つのは、北欧神話や民間...


魔女ってなんだ???
『魔女の文明史』(2004年)安田喜憲編 八坂書房 あっという間に11月です。10月31日のハロウィンは、もともとはケルトの人の間では、秋の終わりで、冬の始まりなんですよね。 そんな10月終わりの児童文学ピクニック&zoomでオンラインおしゃべり会、ともにテーマは『魔女』で...


日常からすんなり非日常へ
『きかせたがりやの魔女』(2016年)岡田淳著 はたこうしろう絵 偕成社 今日の一冊も魔女ものから。 岡田淳さんの話は、さらさらっと読めて、ほっこり幸せな気分になれるんだなあ。心の中にちょっとしたウキウキした気分が湧き起ってくる。...


表紙の印象で内容の印象も変わる!?
『魔女モティ』(2004年)柏葉幸子著 佐竹美保絵 講談社 昨日の『萌え絵は想像力を養わないは本当?』から、本日はコチラをご紹介。 『霧のむこうのふしぎな町』でお馴染みの柏葉幸子さんによる魔女ファンタジー。 主人公紀恵は、なんだかお母さん(継母)とうまくいってない、と思って...

