興味を深める副読本
『ケルト文様の幾何学:自然のリズムを描く』(2014年)
アダム・テットロウ著 山田美明訳 創元社
今日の一冊は、副読本(?)として、おすすめのコチラのシリーズ!
児童文学って読む年齢によって、感じる部分が違うし、何度でも楽しめるスゴイ本だなあ、と痛感している今日この頃です。
でね、子どもの頃は純粋にストーリーそのものに乗っかれるわけですが、大人になるとその背景にある歴史や文化、文化人類学的、心理学的なものにも興味が湧いてくる。
もっと知りたいな、と思い関連図書を借りてきてみるものの、専門書は、なんだか難しくて頭に入ってこないことも多々あり(あれ?私だけ?)。その分厚さ見るだけで、クラクラしてきたり。
学生時代は読めたレヴィ・ストロースなんかも、ぜーんぜん頭入ってこないんですよ。子どもを産むと、子どもの相手になれるよう母親の記憶力をはじめ色々低下する、って言われてる説に一票投じたくなるほど、それはもう、ええ(笑)。
そんなとき、見つけたこのシリーズ。挿絵いっぱい、図鑑的なこのアルケミスト双書シリーズは、薄さもちょうどいいんです。例えばね、サトクリフなんかを読むと、もっとケルトの文化について知りたいなあ、って思う。そんなときのコチラですよ。
ほかにも、
・錬金術
・古代マヤの暦
・ルーン文字
・ドラゴン
・ストーンヘンジ
・黄金比
・リトル・ピープル
・イスラム芸術の幾何学
・ケルト、神々の住む聖地
・イギリスの美しい樹木
などなど。シックな装丁も素敵なので、そろえたくなっちゃう。
物語を読んでいて、もうちょっと知りたいなあ、と思ったときにおすすめです!