富安陽子さん講演会
『まゆとかっぱ』(2018年)富安陽子作 降矢なな絵 福音館書店 毎年、夏は児童文学作家をとりあげている鎌倉文学館。 今年は、富安陽子さんで、その講演会に行ってきました。 隣の席に座ったのが、偶然にも次男の担任の先生で、ビビリましたが(←)楽しかったです!...
追悼:大塚勇三さん
『スーホの白い馬』(1967年) 大塚勇三著 赤羽末吉絵 福音館書店 去る8月18日、大塚勇三氏がお亡くなりになりました。97歳だったそうです。 先日、中学1年の長男がじいじとモンゴルの旅から帰ってきたのですが、とてもいい顔して帰ってきました。...
知らなければいけない物語がある
『世界の果てのこどもたち』(2015年)中脇初枝著 講談社 気づけば8月です。 8月は、毎年できるだけ戦争文学を読むことにしているのですが、正直気が重くなりがち。人間の愚かさを目の前にしての無力感…。 それでも、知らなければ、耳を傾けなければと思う物語がまだまだある。そのう...
8月オンラインおしゃべり会
7月は気づいたら終わってしまっていた(笑)のですが、8月はやりますよ~。 オンラインで無料おしゃべり会。 8月ですから、やっぱり平和テーマの児童文学におしゃべりしませんか? 自宅から、画面越しで気軽にできます。 オンラインとかよく分からない方でも大丈夫。送付されてきたURL...
清々しさの正体
『日曜日島のパパ』(1999年)ベッテル・リードベック作 菱木晃子訳 杉田比呂美絵 岩波書店 昨日ご紹介した『長くつ下のピッピ』のオマージュがところどころに散りばめられているのが、今日ご紹介する『日曜日島のパパ』、全4巻からなるヴィンニのシリーズ。...
我らリンドグレーン応援団
『長くつしたのピッピ』(2018年) アストリッド・リンドグレーン著 イングリッド・ヴァン・ニイマン絵 菱木晃子訳 岩波書店 あの!あの!みんな大好き『長くつしたのピッピ』 このたび原書と同じ表紙絵、挿絵で新訳が出るとのことで、訳された菱木晃子さんの講演会@銀座教文館ナルニ...
こんな死の受け入れ方もあり
『マッティアのふしぎな冒険』(1998年)R・ピウミーニ作 高畠恵美子訳 広野多珂子絵 文研出版 今日の一冊はこちら。 生と死がテーマであり、臨終にあるおじいちゃんと、7歳になる孫の最後のあたたかい交流の物語。 死とは終わりではない、死んでもずーっとその人の中で生き続けるの...
翻訳文学好きの小学生に
『木の上のひみつ基地 -フォーチュン団のなかまたち1-』 (1997年)マーガレット・マーヒー作 幾島祥子訳 岩波書店 題名を見るだけで、ワクワク!・・・するんですけどねえ、私は。 別にワクワクしないみたいです、うちの子ども。...
誰の訳で読む?永遠のハックルベリー
『ハックルベリー・フィンの冒険』 (2017年)マーク・トウェン作 千葉茂樹訳 岩波書店 夏だ!冒険だ! というわけで、夏休みに読みたい一冊が、古典名作であるコチラ。誰もが題名は知っているであろうこの物語、実は、何度も挫折したんです。『トム・ソーヤの冒険』も東京子ども図書館...
ほ~ら、本と旅したくなる!
『モンテレッジオ 小さな村の旅する本屋』(2018年) 内田洋子著 方丈社 今日の一冊は、児童文学ではありませんが、本好きさんなら気になるであろう興味深い一冊!旅テーマのとき、どうしても紹介したくなった一冊です。 本の魂が生まれた町、モンテレッジォ。イタリアの山奥にあります...