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迷ってるなら行くべし


富士美術館@八王子で開催中の

『長くつ下のピッピの世界展』

に行ってきました~。

このピッピの世界展、何がすごいって、今回スウェーデンだけでなく、デンマークや、エストニアなどにある美術館のものを集めてきたってところだそう( by 菱木晃子さん)。

自分で現地で見たいと思ったら、1か国じゃすまないと聞いたら、遠いな~と思ってた八王子もなんだか近く感じてきました(笑)。

また、リンドグレーンがタイプし、愛娘の10歳の誕生日に贈った『長くつ下のピッピ』の原稿がは国外初出展!こちらは娘さんのご自宅に普段あるものなので、スウェーデンに行っても見れるとは限らないもの。

という話を聞いて、行ってきました。

メインはピッピの原書で採用されているイングリッド・ヴァン・ニイマンの原画。個人的にはあまり好きじゃなかったんです。好きじゃないというか、自分が育った桜井誠さんの挿絵への思い入れが強すぎて、受け入れがたかったというか。

ニイマンの絵は、どちらかというとコミック寄り。キャラクターって感じなんですよね。カラフルで楽しいけれど。どう見ても、スウェーデン人っぽくないキャラクターで、テルマエロマエ風に言うと、平たい顔族(笑)だし、目はみな一重で釣り目だし、なぜ???

と思ったら、ニイマンは浮世絵を学んで、葛飾北斎から影響をいっぱい受けてるんですって。

ピッピって、ファンタジーではないのだけれど、非日常的な女の子だし、スウェーデンの人から見たら、ニイマンの描くエキゾチックな顔立ちが、非日常にはぴったりだったのかもしれません。いや、日常なんだけど、いわゆるリアリズムを追求した物語じゃないというか。伝わるでしょうか・・・。

でもねー!桜井誠さんの原画も何点か展示されていて、最後のピッピと蝋燭が向かいあってる場面の絵を見たら、「やっぱり、こっち!!!」ってなっちゃいましたけどね。ポップな絵よりも、個人の想像力や物語を邪魔しない絵のほうが個人的には好き。

ちなみに、本の表紙や挿絵の原画は撮影不可。ポスターなどに使われた原画は撮影可でした。

やかまし村のイロン・ヴィークランドの原画もあって、こちらは大好き!特に、キッチン風景の絵はたまらなく好きで、ポストカードも購入。

そのほかにも、ごたごた荘を再現した楽しい模型なんかも。

ニイマンの絵はあまり・・・と言いながらも、グッズ映えするんですよね(笑)。グッズになったとたん、欲しくなるんだから、我ながら現金なもの。高い!高い!とお友だちと叫びつつ、約3,000円(!)もするミニトレーをみなで購入。お友だち言うところの大人買いです(笑)。

グッズ売り場の横には、キッズコーナーもあるので、お子さん遊ばせつつ、ママはゆっくり買い物って感じでしょうか(笑)。

結果的には、トレーに子どもたち大喜びだったので、連れ帰って正解でした!

三男は、毎回お盆に乗せて、ワクワクしながら食べてます。

リンドグレーンの言葉はね、もう心に刺さります。ぜひ、会場で見てきてください。

富士美術館のメルマガに登録すると割引になるようですよ!以下開催情報です↓

《ピッピの世界展》

■開催時期:9月24日(月・祝)まで

■開館時間:10:00~17:00(16:30までに入館)

■休館日:月曜日 *9/17(月・祝)は開館、18(火)が休館

■入館料:大人1,300円(1,000円)、大高生800円(700円)、中小生400円(300円)、未就学児無料 *土曜日は小中生無料 ( )は割引料金


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