今日から始める魔女修行
『しずかな魔女』(2019年)市川朔久子作 岩崎書店 今日の一冊は、市川朔久子さんの新刊です。 《『しずかな魔女』あらすじ》 中学1年生の真面目で小心者の草子は、いわゆる不登校。 不登校の理由は自分でも分からない。ただ、学校という場所が息苦しく、とても疲れる。そんな草子の居...
サバイバルを楽しむ
『12月の夏休み ケンタとミノリの冒険日記』(2012年) 川端裕人作 杉田比呂美絵 偕成社 今日の一冊は、ニュージーランドの自然の豊かさがよく分かるガイドブックにもなりそうな一冊です。 軽い文体で、本が苦手な子でも読めそう。 《『12月の夏休み』あらすじ》...
やっぱり家族って最強
『ミラクルズボーイズ』(2002年) ジャクリーン・ウッドソン作 さくまゆみこ訳 理論社 今日の一冊の舞台はニューヨークのハーレム街。 すべての人が肌の色や心情のいかんにかかわらず平等に暮らせるように、というキング牧師の夢。そんな夢の実現に貢献するような、アフリカ系アメリカ...
思春期男子母へのおススメ本
サンデーナイトは、第2回男子母会(正式名称:愛しき思春期アホ男子母会、別名:美魔女会 ←コラッ)という名の飲み会で、母10名でノンストップトーキングして参りました~。 それぞれ紹介してもらったのは、思春期男子母(or 子ども)におススメの一冊。...
ニュースが伝えてくれないこと
『瓶に入れた手紙』(2019年)ヴァレリー・ゼナッティ作 伏見操訳 文研出版 今日の一冊は、学校図書にぜひ入れていただきたいコチラ。 家庭文庫をはじめ、素敵な活動をされている“子どもと見る風景”kodomiruさんからおすすめされて、一気読みでした。...
世界をほんの少しでもよく
『願いごとの樹』(2018年)キャサリン・アップルゲイト作 尾高薫訳 偕成社 今日の一冊はコチラ。 表紙画の美しさに惹かれて手に取りました。 《『願いごとの樹』あらすじ》 私はレッド。樹齢216年の木で、この物語の語り手だ。町の人たちは年に一度、願いごとを書いた布や紙を私の...
中学生におススメの短編集
「ライトノベルとか自己啓発系の本は読むけれど、物語が苦手な中学生向きの短編がないか」 と聞かれたのでまとめてみようかと思います。 その子に合う本かどうかって、本当にワカラナイので、一つでも合うのが見つかったらラッキー!くらいな感じです。...
これぞ職人技!
『幸子の庭』(2007年)本多明作 小峰書店 今日の一冊は、植木職人さんの魅力が詰まったコチラ。 すみません、実はあまり期待せずに読み始めました。だってね、一文目が、 「眠いなあ~」 だったんですもの。私が古い人間なのか、どうもこの「~」と伸ばして書かれるのが苦手なのです(...
思春期男子が夢中になった意外なものとは?
『園芸少年』(2009年)魚住直子作 講談社 『園芸』をテーマにブックリストを作成してほしい!というご依頼があったので、園芸ものを読んでいた中で知った一冊を今日はご紹介。 とても読みやすい高校の部活もの。部活ものといえば、スポーツが多い中で、園芸部は珍しい!...
これさえ守れば子育ては安泰!
『中川李枝子 本と子どもが教えてくれたこと』(2019年)中川李枝子著 平凡社 みんな大好き『ぐりとぐら』、いい子でない主人公が人気の『いやいやえん』、大きな紙が欲しくなる『ももいろのきりん』などなど、子どもたちに愛されるたくさんの物語を語ってくれた中川李枝子さんの自伝です...