それ誰のせい?
『耳のなかの小人』(1996年)クリスティーネ・ネストリンガー作 松沢あさか訳 さえら書房 今日の一冊はコチラ。人間に見つからないように、人間と同じような暮らしをしている小人ものも多い中、こちらは人間の身体に住みついている小人! 《『耳の中の小人』あらすじ》...
その花、花明かりの活躍かも?
『引き出しの中の家』(2010年)朽木祥作 ポプラ社 小人のものって、探してみると絶版のものが多かったり、あまり新作が出ないイメージ(私が知らないだけかもですが)。 海外ものだとアリエッティの原作になった、メアリー・ノートンの『床下の小人たち』シリーズ、日本だったら佐藤さと...
健全な秘密を持つって?
ライフペイジズ(絵を使ったコーチング)と児童文学のコラボワークショップ@INAMORIさん、無事終了しました! カフェギャラリーINAMORIさんは、自然の光をそのまま感じられる、とおっても素敵な空間✨。お庭がそのまま山に続いているのも、ワクワクするんですよ~。...
文学の意味:心が豊かになるとは?
『父さんの手紙はぜんぶおぼえた』(2011年) タミ・シュム=トヴ著 母袋夏生訳 岩波書店 毎月開催しているオンラインおしゃべり会、先月2月のテーマは『手紙』でした。 手紙って戦争文学に多いね、という話になったのですが、疎開などによって、家族がバラバラになることが多いからな...
生きる意味、人生の意味を問う
『マリアからの手紙』(1995年)グレーテリース・ホルム作 伊佐山真実訳 徳間書店 これは良いYA(ヤングアダルトと呼ばれる中高生向きの分野)に出会えました! 世間では、キミスイ(『君の膵臓が食べたい』)が一時期話題でしたが、似たようなストーリーとしては私なら断然こちらを推...
書く!そして自力で成長する!
『ヘンショーさんへの手紙』(1984年)ベバリイ・クリアリー作 谷口由美子訳 なかいながまさ画 あかね書房 今日の一冊は、等身大の子どもを描かせたらピカイチ!のクリアリーによるこちら。 クリアリーは、ヘンリーくんシリーズやラモーナシリーズで、リアリティ文学として子どもたちか...
時空を超えて恋をする
『カモ少年と謎のペンフレンド』(2007年)ダニエル・ペナック作 中井珠子訳 白水Uブックス 今日の一冊は、時にユーモラスに、時にゾクゾクっとするような謎を含みながら、文学の楽しみを教えてくれる一冊。本が苦手な子にもおすすめしたいなあ。...
悪気がなければ、なりすましはOK?
『エドウィナからの手紙』(2003年)スーザン・ボナーズ作 ナカムラユキ画 もきかずこ訳 金の星社 今日の一冊は、“なりすまし”についても、ちょっと考えてもらいたい一冊。2004年度の中学生の部課題図書。 《『エドヴィナからの手紙』あらすじ》...
真の勇気ってなんだろう
『オオカミを森へ』(2017年)キャサリン・ランデル作 ジュルレヴ・オンビーコ絵 原田勝訳 小峰書店 今日の一冊は、2018年小学校高学年の部での課題図書になっていた本。表紙&挿絵がとってもいいです!雪の中に赤いマントがはえるなあ。 《『オオカミを森へ』あらすじ》...
プーさんはディズニーのもの?
渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムにて開催中のクマのプーさん展に行ってきました! ■クマのプーさん展 Bunkamuraザ・ミュージアム(地下1F) 4月14日(日)まで。 ※2月19日(火)・3月12日(火)のみ休館 10:00-18:00(入館は17:30まで)...