これぞ職人技!
『幸子の庭』(2007年)本多明作 小峰書店 今日の一冊は、植木職人さんの魅力が詰まったコチラ。 すみません、実はあまり期待せずに読み始めました。だってね、一文目が、 「眠いなあ~」 だったんですもの。私が古い人間なのか、どうもこの「~」と伸ばして書かれるのが苦手なのです(...
思春期男子が夢中になった意外なものとは?
『園芸少年』(2009年)魚住直子作 講談社 『園芸』をテーマにブックリストを作成してほしい!というご依頼があったので、園芸ものを読んでいた中で知った一冊を今日はご紹介。 とても読みやすい高校の部活もの。部活ものといえば、スポーツが多い中で、園芸部は珍しい!...
これさえ守れば子育ては安泰!
『中川李枝子 本と子どもが教えてくれたこと』(2019年)中川李枝子著 平凡社 みんな大好き『ぐりとぐら』、いい子でない主人公が人気の『いやいやえん』、大きな紙が欲しくなる『ももいろのきりん』などなど、子どもたちに愛されるたくさんの物語を語ってくれた中川李枝子さんの自伝です...
後味悪い……それでも!
『さよならわたしの本屋さん』(1996年) ペーター・ヘルトリング作 若松宣子訳 岩波書店 先日、映画『マイブックショップ』の感想を書いたときに、児童文学体質(=幸福体質、希望体質)に慣れてしまったので、後味スッキリとはいかなかった、と書いたのですが……。...
本に囲まれてるだけでいい
昨日、駆け込みで映画『マイ・ブックショップ』を観てきました! 観たのは逗子のシネマアミーゴという小さいけれど心地良い空間。三男が入学して送迎がなくなり、運動不足だったので、運動がてら片道40分ママチャリ漕いで行ってきました~。 《『マイ・ブックショップ』あらすじ》...
チャンスは自分でつかみ取る!
『わたしがいどんだ戦い 1939年』(2017年) キンバリー・ブルベイカー・ブラッドリー作 大作道子訳 評論社 「表紙は微妙だけれど、すっごくよかった!」とおススメされて、手に取ってみた2018年の高等学校の部での課題図書。課題図書に関しては、色々と思うところがあるのだけ...