愛と憎しみの根っこは同じ?
『ドールの庭』(2005年)パウル・ビーヘル著 野坂悦子訳 早川書房 挿絵 丸山幸子 今日の一冊はコチラ。日本での初版は2005年ですが、原書は1969年初版。 【『ドールの庭』あらすじ】 すべてが灰色に枯れはて、ひっそりとした町、ドール。ここへひとりの女の子がやってきまし...
6月オンラインおしゃべり会
ドラマ『おっさんずラブ』にどハマりからの田中圭動画検索に忙しい。ええ、ブログ更新が滞っていた理由はソコです(笑)。 というわけで、すっかり読書が遠のいてしまった今日この頃ですが・・・6月もやります! 自宅から、画面越しで気軽に児童文学についておしゃべりしませんか?スカイプよ...
物語とシンクロする現実にゾクッ
『花になった子どもたち』(2007年)ジャネット・テイラー・ライル作 多賀京子訳 市川里美絵 福音館書店 今日の一冊は、ガーデニングでもイギリスではなく、アメリカが舞台のこちらの物語。市川里美さんの表紙画が素敵です。 市川さんって、海外ご在住なんだそうで。だからなのか、日...
石井登志子さん講演会@ナルニア国
『リンドグレーンの戦争日記』(2017年) アストリッド・リンドグレーン著 石井登志子訳 岩波書店 教文館ナルニア国@銀座で行われた石井登志子さんの講演会『リンドグレーンの戦争日記』に先日行って参りました。 小学生のころ、『長くつしたのピッピ』をはじめ、リンドグレーンの書く...
ブログ上での書影使用 著作権どうなの?
今日は著作権について少々。 ブログに掲載する本の表紙画像の使用に限定して書きますね。 私が聞いた限りの、各出版社の対応を最後にまとめておきますので、ご参考になれば幸いです(随時更新します)。 ■ 通説1:Amazonリンクなら著作権的に安全?...
他人軸で生きてる子へ
『ハーブガーデン』(2009年)草野たき作 北見葉胡絵 岩崎書店 今日の一冊は、現代っ子が抱えがちな心の苦しさを描いたこちら。読みやすいので、本が苦手な子にも。 庭がテーマのものでは、庭に癒されたり、庭から教えられるわけではないというところが、他のものとは一線を画すかな。...
児童文学ピクニック:庭
『薬草魔女のナチュラルライフ』(2002年)ガブリエル・ピッケル著 林真一郎監修 畑沢裕子訳 東京堂出版 今日の一冊は、児童文学ではありませんが、児童文学の世界が広がるかのような手元に置いて眺めたい一冊。オールカラーが嬉しいハーブ事典です。...
残しておきたい昭和の風景 坂の上のグミ屋敷
『坂の上のグミ屋敷』(1972年) 岡野薫子作 岩淵慶造画 岩波書店 今日の一冊はコチラ。もちろん!?絶版です。このブログでは、絶版本も紹介していきます。というか半数くらいは絶版本? 残したい、伝えたい物語を紹介していくと、こういう形になってしまうのです。...
上野に行ったらココ!
国際子ども図書館@上野にIBBY(国際児童図書評議会)会長の講演会を聞きに。来日講演ってそうそう聞けるものじゃないから、と思い、上京して参りました~。 あ、あれ・・・? 思ってたのと、ちょっと違った(笑)。 IBBYの果たした役割とか、活動とか、IBBYだからこそ見える児童...
思い込みだって勇気をもらえる
『木を切らないで』(1992年) ジュディ・アレン作 シャロン・スコットランド画 小峰和子訳 福武書店 Awaiting Developments (1988), Judy Allen 今日の一冊も福武書店(現ベネッセコーポレーション)から。ベネッセどうして、文芸作品事業か...