人それぞれに物語あり
『ぐるぐるの図書館』(2016年) 工藤純子・廣嶋玲子・濱野京子・菅野雪虫・まはら三桃 講談社 今日の一冊は小5女子からのおすすめ。 先日図書館で、偶然あった次男のクラスメートの女の子が、次男用に選書してくれたうちの一冊です。小5女子による選書だなんて、もうもう、かわいくて...
なぜ世界は丸いの?
『魔法の輪』(1997年)スザンナ・タマーロ作 高畠恵美子訳 あすなろ書房 今日の一冊は、原マスミさんによる不気味な表紙絵が、ピッタリな内容のコチラ。見づらいかもしれませんが、たくさんの積まれたテレビの中の人たちが、ムンクの叫びみたいになっています。...
自然の中へ飛び出そう!
『灰色の小人たちと川の冒険』(1995年) BB作 神鳥統訳 D.J.ワトキンス=ピッチフォード画 大日本図書 今回小人テーマでたくさん読んできたのですが、さもありなんという感じなのですが、やっぱり絶版のものが多いんですよねえ。...
それ誰のせい?
『耳のなかの小人』(1996年)クリスティーネ・ネストリンガー作 松沢あさか訳 さえら書房 今日の一冊はコチラ。人間に見つからないように、人間と同じような暮らしをしている小人ものも多い中、こちらは人間の身体に住みついている小人! 《『耳の中の小人』あらすじ》...
文学の意味:心が豊かになるとは?
『父さんの手紙はぜんぶおぼえた』(2011年) タミ・シュム=トヴ著 母袋夏生訳 岩波書店 毎月開催しているオンラインおしゃべり会、先月2月のテーマは『手紙』でした。 手紙って戦争文学に多いね、という話になったのですが、疎開などによって、家族がバラバラになることが多いからな...
生きる意味、人生の意味を問う
『マリアからの手紙』(1995年)グレーテリース・ホルム作 伊佐山真実訳 徳間書店 これは良いYA(ヤングアダルトと呼ばれる中高生向きの分野)に出会えました! 世間では、キミスイ(『君の膵臓が食べたい』)が一時期話題でしたが、似たようなストーリーとしては私なら断然こちらを推...