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魔女ってなんだ???


『魔女の文明史』(2004年)安田喜憲編 八坂書房

あっという間に11月です。10月31日のハロウィンは、もともとはケルトの人の間では、秋の終わりで、冬の始まりなんですよね。

そんな10月終わりの児童文学ピクニック&zoomでオンラインおしゃべり会、ともにテーマは『魔女』でした。

いやあ、魔女って奥が深い!どのテーマも蓋を開けば、奥が深くて、毎回新しい発見の連続に唸らされているんですけどね。

zoomでは、横でビールを飲みながら聞いていた夫が、突然「へえ~、面白い」と言い出し、乱入?参加しだすというハプニングもあり、若干イラッとしましたが 笑。だって、その場でスマホで調べた知識を語り出すんだもの~。そして、zoomが時間切れとなり、終わった後も、夫は魔女についてしゃべり続けていましたとさ・・・笑。

さて、今回たくさんの魔女関連の本を読み、魔女の種類もいくつかに分けられるように思いました。

①『魔女の宅急便』に代表されるような空想上の魔女

② 中世のイギリス(ケルト)に代表されるような、史実上の魔女

③ 超人的な力を隠し持った、見た目は普通の現代の魔女

①は純粋に楽しい。

②は薬草などに長け、民間療法の医者の役割も兼ね備えていたり、圧倒的なリアリティを持って迫ってくる

③は魔女というよりサイキック(霊能力者、超能力者)に近い。

というのが私のイメージです。①と③は日本にもいても、②はいないよなあ、って。シャーマンも魔女に含まれるという考え方もありますが、私の感覚的には別かな。

日本には、妖怪(山姥)なんかはいても魔女はいない。魔女が自然と深く結びついた存在であるならば、昔の日本人の女性はどこかしら魔女的要素をみな持っていたのではないかしら、なんて思ったり。

薬草を人々の病気を癒すために使う白魔女に対し、悪いイメージの魔女は悪魔と契約を結んでいるという話もよく読みます。悪魔という概念自体が日本にはないものなあ。

禍々しいものは存在するけれど、善悪二項対立の悪魔はいない気がするのです。だから、ヨーロッパ的魔女は、日本には存在しないのかな。

そんなことをつらつら考えていたら、上記の面白い本を見つけました。まだ全部読んでないんですけどね。色んな方の研究が載っているので興味深いです!

もっともっと、魔女について知りたくなりました。

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