思春期男子が夢中になった意外なものとは?
『園芸少年』(2009年)魚住直子作 講談社 『園芸』をテーマにブックリストを作成してほしい!というご依頼があったので、園芸ものを読んでいた中で知った一冊を今日はご紹介。 とても読みやすい高校の部活もの。部活ものといえば、スポーツが多い中で、園芸部は珍しい!...
それ誰のせい?
『耳のなかの小人』(1996年)クリスティーネ・ネストリンガー作 松沢あさか訳 さえら書房 今日の一冊はコチラ。人間に見つからないように、人間と同じような暮らしをしている小人ものも多い中、こちらは人間の身体に住みついている小人! 《『耳の中の小人』あらすじ》...
真の勇気ってなんだろう
『オオカミを森へ』(2017年)キャサリン・ランデル作 ジュルレヴ・オンビーコ絵 原田勝訳 小峰書店 今日の一冊は、2018年小学校高学年の部での課題図書になっていた本。表紙&挿絵がとってもいいです!雪の中に赤いマントがはえるなあ。 《『オオカミを森へ』あらすじ》...
失敗の先に
『太陽の戦士』(2005年)ローズマリ・サトクリフ作 猪熊葉子訳 岩波書店 ※ハードカバー版は1968年 時々、安易に感想を言いたくない本に出会います。そのくせ、誰かと感動を共有したい。サトクリフの物語は、いつもそんな感じで、なかなか感想が書けないんです。...
旅&歴史ガイドブックにもなる物語
『ペーターという名のオオカミ』(2003年)那須田淳著 小峰書店 最近、日本文学、英米文学など国でジャンル分けするのが、難しくなってきていて、文学には国境がなくなってきている、と言われています。日本人であっても、外国を舞台に、まるでその国の人が書いたかのような物語が出てきた...
失われた世界観を取り戻そう
『オオカミ族の少年(クロニクル千古の闇1)』(2005年) ミッシェル・ペイヴァー著 さくまゆみこ訳 酒井駒子絵 評論社 先住民族の世界観に惹かれる人には、たまらない!シリーズ。 よく見かけてはいたけれど、いままで手を出さなかったのはシリーズもの&戦いものが好みでなかったか...
学びたいって何だろう?
『笑う化石の謎』(2017年)ピッパ・グッドハート著 千葉茂樹訳 佐竹美保絵 あすなろ書房 今日の一冊は、長男(中1:読書苦手男子)へのサンタさんセレクト本。 ああ、サンタさんすごく苦戦したんだろうなあ(笑)。我が家は、毎夏鉱物採集に出かけるので、少しでも興味に近いも...
クリスマスの奇跡
『クリスマスの猫』(1994年)ロバート・ウェストール作 ジョン・ロレンス絵 坂崎麻子訳 徳間書店 12月は、忙しないけれど、クリスマスがあるからやっぱり好きです。 あ、好きなのは、にぎやかな商業主義のクリスマスの方ではなく、静かな時間の流れのほう。...
ディケンズがお好きなら
『その歌声は天にあふれる』(2005年)ジャミラ・ガヴィン作 野の水生訳 酒井駒子絵 徳間書店 クリスマスツリーを三男(5歳)にせがまれて、ようやくツリーを出しました。飾りつけは全部三男任せ♪ 町中でもクリスマスキャロルが聞こえてきてる頃でしょうか。『クリスマスキャロル』と...
本が苦手な子にもおススメ
『ジェレミーとドラゴンの卵』(2003年)ブルース・コウヴィル作 金原瑞人訳 茂利克彦画 講談社 今日の一冊は、本が好きな子も、苦手な子も、どちらも楽しめそうな物語。ファンタジーの王道、と帯に書かれていましたが、その通りですね。...