清々しさの正体
『日曜日島のパパ』(1999年)ベッテル・リードベック作 菱木晃子訳 杉田比呂美絵 岩波書店 昨日ご紹介した『長くつ下のピッピ』のオマージュがところどころに散りばめられているのが、今日ご紹介する『日曜日島のパパ』、全4巻からなるヴィンニのシリーズ。...
誰の訳で読む?永遠のハックルベリー
『ハックルベリー・フィンの冒険』 (2017年)マーク・トウェン作 千葉茂樹訳 岩波書店 夏だ!冒険だ! というわけで、夏休みに読みたい一冊が、古典名作であるコチラ。誰もが題名は知っているであろうこの物語、実は、何度も挫折したんです。『トム・ソーヤの冒険』も東京子ども図書館...
児童文学ピクニック:問題児ってなあに?
今月の児童文学ピクニックのテーマは、 『問題児ってなあに?』 でした。 子育て真っ最中のみなさん、我が子に思うところがあるらしく(笑)、日程合わずで来れなかった人からも「今回は特に聞きたかったー!」の声続出でした。 そもそも問題児ってなんでしょうね?...
高機能自閉症に限ったことじゃない
『レイン 雨を抱きしめて』(2016年)アン・M・マーティン作 西本かおる訳 小峰書店 RAIN REIGN,2014 by Ann M. Martin 最近、「大人のアスペルガー症候群」がよく話題になっていますが、変わり者の天才にも多いと有名ですよね。アインシュタイン、...
光あふれる特別な物語
『ピーティ』(2010年)ベン・マイケルセン作 千葉茂樹訳 鈴木出版 Pety,1998 by Ben Mikaelsen 今日の一冊はコチラ。ずっと気になってはいたのだけれど、なんとなく重たい内容なのかな?と手に取れないでいました。読了後、深い静かな感動に包まれていて、う...
なぜ知ることが大事なの?
『トライフル トライアングル』(2008年)岡田依世子作 うめだゆみ絵 新日本出版社 ドラマ『おっさんずラブ』旋風がいまだ止まない中、Facebookの『大人のための児童文学』コミュニティ上で、『メリッサと秘密のジョージ』を紹介したところ、コメント欄でオススメしていただいた...