やっぱり家族って最強
『ミラクルズボーイズ』(2002年) ジャクリーン・ウッドソン作 さくまゆみこ訳 理論社 今日の一冊の舞台はニューヨークのハーレム街。 すべての人が肌の色や心情のいかんにかかわらず平等に暮らせるように、というキング牧師の夢。そんな夢の実現に貢献するような、アフリカ系アメリカ...
世界をほんの少しでもよく
『願いごとの樹』(2018年)キャサリン・アップルゲイト作 尾高薫訳 偕成社 今日の一冊はコチラ。 表紙画の美しさに惹かれて手に取りました。 《『願いごとの樹』あらすじ》 私はレッド。樹齢216年の木で、この物語の語り手だ。町の人たちは年に一度、願いごとを書いた布や紙を私の...
なぜ世界は丸いの?
『魔法の輪』(1997年)スザンナ・タマーロ作 高畠恵美子訳 あすなろ書房 今日の一冊は、原マスミさんによる不気味な表紙絵が、ピッタリな内容のコチラ。見づらいかもしれませんが、たくさんの積まれたテレビの中の人たちが、ムンクの叫びみたいになっています。...
書く!そして自力で成長する!
『ヘンショーさんへの手紙』(1984年)ベバリイ・クリアリー作 谷口由美子訳 なかいながまさ画 あかね書房 今日の一冊は、等身大の子どもを描かせたらピカイチ!のクリアリーによるこちら。 クリアリーは、ヘンリーくんシリーズやラモーナシリーズで、リアリティ文学として子どもたちか...
人にはみな物語が必要
『レモンの図書室』(2018年)ジョー・コットルリ作 杉田七重訳 小学館 A LIBRARY OF LEMONS by Jo Cotterill,2016 くぼたあやこさんのレモンの表紙画が素敵なコチラ。帯に書かれていたこんな言葉も気になって読みたかったんです。...
伝説のメガネ屋&世界が変わって見える!
『ぶきっちょアンナのおくりもの』(1990年) ジーン・リトル作 田崎眞喜子訳 福武書店 From Annna,Jean Little,1972 今日の一冊はコチラ! 何をしてもぶきっちょで、兄弟たちからも疎まれているメガネっ子アンナの物語。とーってもいい物語なのに、絶版。...
耳の日&その子、実は天才かも!?
『ぼくとベルさん 友だちは発明王』(2017年) フィリップ・ロイ著 櫛田理絵訳 PHP研究所 ME&Mr.BELL by Phillip Roy,2013 今日の一冊はコチラ。 昨日3月3日は33で耳の日なんですって。シラナカッター。...
生きづらくても生きて!
『レイさんといた夏』(2016年)安田夏菜著 講談社 今日の一冊はコチラ。 阪神・淡路大震災の日、23回目の1月17日に木かげdeえほんのうきょうさんが教えてくれた本です。 私ね、本当にお恥ずかしながら当時のことあまり覚えてないんです。関西出身の友だちもいなかったし、当時は...
小室哲哉氏と怪物
『怪物はささやく』(2011年)パトリック・ネス著(シヴィーン・ダウド原案) 池田真紀子訳 あすなろ書房 小室哲哉氏引退ニュースを読んだ、今日の一冊は、2016年に映画化もされたコチラ。 芸能人のスキャンダルよりも、もっと流すべきニュースがあろうに、日本!・・・と思ったも...