光あふれる特別な物語
『ピーティ』(2010年)ベン・マイケルセン作 千葉茂樹訳 鈴木出版 Pety,1998 by Ben Mikaelsen 今日の一冊はコチラ。ずっと気になってはいたのだけれど、なんとなく重たい内容なのかな?と手に取れないでいました。読了後、深い静かな感動に包まれていて、う...
適所に行けば開花する!
『グリーンフィンガー 約束の庭』(2009年)ポール・メイ作 シャーン・ベイリー絵 横山和江訳 さ・え・ら書房 週末は、海を臨む素晴らしいお庭のお宅にお邪魔したので、引き続き庭ものをご紹介。とおおっても素敵な家主の方は、私とは30歳以上年齢は離れているけれど、フェアトレード...
残しておきたい昭和の風景 坂の上のグミ屋敷
『坂の上のグミ屋敷』(1972年) 岡野薫子作 岩淵慶造画 岩波書店 今日の一冊はコチラ。もちろん!?絶版です。このブログでは、絶版本も紹介していきます。というか半数くらいは絶版本? 残したい、伝えたい物語を紹介していくと、こういう形になってしまうのです。...
サンタ同様信じたい存在
『緑の精にまた会う日』(2012年)リンダ・ニューベリー作 野の水生訳 平澤朋子絵 徳間書店 道のあらゆるところで、花が咲き乱れ、ピンク、白、紫、黄色などと緑のコントラストが本当に美しい季節ですね。春は心も軽やかで、歩いているだけで楽し~い。 園芸が得意な人をgreen...
最強のおばかさんたち
『おばかさんに乾杯!』(2003年)ウルフ・スタルク作 石井登志子訳 小峰書店 『転校生レンカ』(紹介記事はコチラをクリック)に続き、こちらも引っ越しがテーマの児童文学。1992年に福武書店から出され、その後小峰書店で復刊。...
加害者にならない自信ある?
『転校生レンカ』B・ジェレーズニコフ作 松谷さやか・中込光子訳 福音館書店 4月は転校生の季節ですね。 というわけで、今日の一冊はロシアの物語『転校生レンカ』。 舞台がロシアなので、名前の一つ一つに馴染みがなくて、途中、ん?これ誰だっけ?と私くらいの年齢になるとなっちゃうの...
耳の日&その子、実は天才かも!?
『ぼくとベルさん 友だちは発明王』(2017年) フィリップ・ロイ著 櫛田理絵訳 PHP研究所 ME&Mr.BELL by Phillip Roy,2013 今日の一冊はコチラ。 昨日3月3日は33で耳の日なんですって。シラナカッター。...
三世代の恋・誰にでも若い頃はあった
『一億百万光年先に住むウサギ』(2006年)那須田淳 理論社 読書感想文課題図書(中学生の部)だったこともあるみたいですが、現在は絶版みたいですね。 『星空ロック』(レビューはこちらをクリック)もそうだったけれど、ドイツ在住の那須田さんの物語は、やっぱりいつもドイツの香りも...
人生最後に思い出したい姿は?
『川の少年』(2003年)ティム・ボウラー作 入江真佐子訳 早川書房 RIVER BOY(1997) by Tim Bowler 今日の一冊はコチラ。1997年にイギリスでカーネギー賞を受賞した、ちょっと幻想的で詩的な物語。ティム・ボウラーの物語は美しい。ただ、入りこめる人...