ニュースが伝えてくれないこと
『瓶に入れた手紙』(2019年)ヴァレリー・ゼナッティ作 伏見操訳 文研出版 今日の一冊は、学校図書にぜひ入れていただきたいコチラ。 家庭文庫をはじめ、素敵な活動をされている“子どもと見る風景”kodomiruさんからおすすめされて、一気読みでした。...
それ誰のせい?
『耳のなかの小人』(1996年)クリスティーネ・ネストリンガー作 松沢あさか訳 さえら書房 今日の一冊はコチラ。人間に見つからないように、人間と同じような暮らしをしている小人ものも多い中、こちらは人間の身体に住みついている小人! 《『耳の中の小人』あらすじ》...
時空を超えて恋をする
『カモ少年と謎のペンフレンド』(2007年)ダニエル・ペナック作 中井珠子訳 白水Uブックス 今日の一冊は、時にユーモラスに、時にゾクゾクっとするような謎を含みながら、文学の楽しみを教えてくれる一冊。本が苦手な子にもおすすめしたいなあ。...
詩情豊かに味わう生と死
『光草 ストラリスコ』(1998年)ロベルト・ピウミーニ作 長野徹訳 小峰書店 LO STRALISCO by Roberto Piumini,1993 今日の一冊はコチラ。静謐で美しいイタリアの児童文学です。 たまにこういう詩情豊かで、少し哲学的でもある本に出会うと、スト...
読みつなぎって?
『竜退治の騎士になる方法』(2003年)岡田淳作 偕成社 今日の一冊はコチラ。字大きめ、短い物語ながら大人でも楽しめます。 《『竜退治の騎士になる方法』あらすじ》 6年生のヤッちゃんとユッキは2年生までは家族ぐるみの仲良し。ただ、ユッキの家庭環境が変わり、男女ということもあ...
海外翻訳本が苦手な子にも
『茶畑のジャヤ』(2015年)中川なをみ作 門内ユキエ絵 鈴木出版 全国学校図書館協議会選定図書 (うん、いかにも大人が子どもに勧めたそうな話だ 笑) 先日ご紹介した『さよなら、スパイダーマン』の主人公は、異文化、異質なものに出会うことによって、新しく目が開かれていくわけな...
耳の日&その子、実は天才かも!?
『ぼくとベルさん 友だちは発明王』(2017年) フィリップ・ロイ著 櫛田理絵訳 PHP研究所 ME&Mr.BELL by Phillip Roy,2013 今日の一冊はコチラ。 昨日3月3日は33で耳の日なんですって。シラナカッター。...
不謹慎な想像力?
『砂のゲーム ぼくと弟のホロコースト』(2000年) ウーリー・オルレブ作 母袋夏生訳 岩崎書店 The Sandgame by Uri Orlev (1996) 今日の一冊はコチラ。 ホロコーストと聞くだけで、避けたくなってしまう人もいるかもしれませんが、ちょっと待って~...
防災×文学ピクニック@鎌倉・稲村ヶ崎
※ 写真はサンオーブン 『防災×文学ピクニック@鎌倉・稲村ヶ崎』 を先日開催しました~。 『お母ちゃん学』主宰の佐々木美香さんとのコラボです♪ 『お母ちゃん学』ってね、あらゆる角度から持続可能な社会、平和な社会を考える、しかも楽しく!という会で、美香さんが呼んでくる講師はい...
権力の象徴、芸術、言葉・・・最後に残るのは?
『イスカンダルと伝説の庭園』(1999年) ジョアン・マヌエル・ジズベルト作 宇野和美訳 徳間書店 今日の一冊は、11世紀のアラビアを舞台にしたコチラ! 国は架空の国ですが、なんていうんでしょう、もうタイトルだけで異国の香りと、壮大なロマンを感じちゃいます。...