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読みつなぎって?


『竜退治の騎士になる方法』(2003年)岡田淳作 偕成社

今日の一冊はコチラ。字大きめ、短い物語ながら大人でも楽しめます。

《『竜退治の騎士になる方法』あらすじ》

6年生のヤッちゃんとユッキは2年生までは家族ぐるみの仲良し。ただ、ユッキの家庭環境が変わり、男女ということもあって疎遠になっていた。ある日の夕方、コンビニで久々にしゃべった二人は、ヤッちゃんの忘れた宿題のプリントを取りに放課後の校舎へ。驚いたことに教室にいたのは騎士。明日の観劇会の劇団員だろうとピンと来るヤッちゃんだったが、ユッキは本物と信じている模様。

どう見ても日本人で関西弁なのにジェラルドと名乗る竜退治の騎士。騎士になる方法は、まず他人のトイレのスリッパをそろえるところだという・・・。

ジェラルドはふざけているだけなのか?本当に竜は来るのか?竜って一体?

(小学校中学年から)

今回こちらは、次男(小4)のクラスの‟読みつなぎ”で読むことになりました。

学校での読み聞かせ。週1回母たちが交代で絵本を読んでいるのですが、次男のクラスでは担当がまわってくるのは各学期に1回くらい。

絵本に触れる時間も、もちろん大切なのだけれど、そろそろ選書のネタが尽きた・・・というママさんたちもいて、一冊の本を読み繋ぐという形なら気軽に出来そう!ということで‟読みつなぎ”に初挑戦。

本当は同じ岡田淳さんの『二分間の冒険』をやりたかったんですけどね。長すぎて、却下されました。他校のママさんたちが長いなりに、工夫してやっている例を見せてもらっていたので、やりたかったんだけどな~。

岡田淳さんの物語は、学校舞台が多く、本が苦手な子でも、本好きな子でも物語の世界観に入りこみやすいので、おすすめ。翻訳物は入りこめない子もいるので・・・。

読みつなぎってどうやるの?って方のためにご参考までにまとめてみました。

でも、あくまでも参考で、やり方なんてどうやってもいいんだと思います!

■読みつなぎのやり方

・今回くらい短い(大人の黙読なら1時間弱)話の場合は、各自担当ページの目安をあらかじめ、振り分け、付箋を貼っておく

・次の読みつなぎまで、1週間と間が空いてしまうので、前回までの簡単なあらすじをまとめておく。子どもたちに質問して聞いてしまうというのも手。

※ただ、授業でもテストでもないので、あくまでも思い出すため、楽しんでやるのがポイント

・登場人物の人物相関図や、イラストを描いてもOK

・子どもたちがどんなところに、反応したのか、読み繋ぎチームメンバー全体にシェアすると、チームとしての一体感を感じやすく、やりやすい

・時間が余ったら、子どもたちと次どうなるかなあ、と雑談するのもよし

子どもたちは本当に素直。目を輝かせて聞いてくれて、その集中力は感動ものでした✨

ちなみに、「竜がいると思う人?」って聞いたら、クラスの3分の1くらい。

「見たことある人?」は、さすがにゼロ。

「でも、UFOなら見たことあるよ!」って子が3人(←えっ!?)

読みつなぎも、なかなか面白いです。

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