ネトゲの救いと文学の救い
『ネトゲ中毒(NHKオトナヘノベル)』(2017年) 鎌倉ましろ著 金の星社 先日の思春期男子母会でおススメされた本の中からNHKオトナヘノベルシリーズを2冊読んでみました。 1時間もかからないで、ラノベ感覚でサラッと読めます。...
スポーツに興味のない人にも
『オン・ザ・ライン』(2011年)朽木祥作 小学館 2012年課題図書高等学校の部 YA(ヤングアダルトと呼ばれる中高生を対象とした本のジャンル)といえば、日本だと部活ものが主流。学校の人間関係以外に世界がないのかなあ、と思ってしまい、正直、学園ものは、個人的にはおなかいっ...
旅&歴史ガイドブックにもなる物語
『ペーターという名のオオカミ』(2003年)那須田淳著 小峰書店 最近、日本文学、英米文学など国でジャンル分けするのが、難しくなってきていて、文学には国境がなくなってきている、と言われています。日本人であっても、外国を舞台に、まるでその国の人が書いたかのような物語が出てきた...
三世代の恋・誰にでも若い頃はあった
『一億百万光年先に住むウサギ』(2006年)那須田淳 理論社 読書感想文課題図書(中学生の部)だったこともあるみたいですが、現在は絶版みたいですね。 『星空ロック』(レビューはこちらをクリック)もそうだったけれど、ドイツ在住の那須田さんの物語は、やっぱりいつもドイツの香りも...
通いたくなる空間!!
やっと!やっと!!!! ずーっと行きたかったところへ、週末行ってきました!もう大興奮!!! シネコヤさん 藤沢の鵠沼海岸にある映画と本とパンの店。 もともと写真館だったというレトロな雰囲気の建物は、もうこの空間にいられるだけで、幸せ~。...
節分に大人こそ読みたい名作
『鬼の橋』(1998年)伊藤遊著 太田大八絵 福音館 明日は節分。 というわけで、今日の一冊は鬼関連でコチラ~。 10万部も売れたという大ベストセラーのこちら、読書感想文コンクールでは一番点数が多かったとか。でも、意外と大人には知られていないんです。これを読まないなんて、モ...