top of page

耳の日&その子、実は天才かも!?


『ぼくとベルさん 友だちは発明王』(2017年)

 フィリップ・ロイ著 櫛田理絵訳 PHP研究所

 ME&Mr.BELL by Phillip Roy,2013

今日の一冊はコチラ。

昨日3月3日は33で耳の日なんですって。シラナカッター。

そんな耳の日にうちの読書が苦手な長男が読了したのが、今日の一冊だったんです!(偶然!必然!)

3月3がは発明王グラハム・ベルの誕生日で、サリバン先生がヘレン・ケラーに指導を始めた日なんですって。(ヘレン・ケラーにサリバン先生を引き合わせたのもベル)。まあ、英語では耳の日にはなりませんが(笑)。

とても、励まされる物語です。挑戦したくなる!

ちなみにオリジナルの表紙はコチラ。日本語版の方が好きだなあ。↓

≪『ぼくとベルさん』あらすじ≫

10歳の僕(エディ)は読み書きがどうしてもできない。算数は得意なのに。父さんは、そんな僕に失望し、勉強をあきらめさせ、農場の仕事の道に進ませようとするが、それは本当に僕が望んでいることではない。

そんなある日、発明王のベルさんと僕は出会い、ヘレン・ケラーと出会い、僕は大きく変わっていく。

淡々と書かれていますが、書き留めておきたい胸に響く言葉がいっぱい!

凡人に天才は見抜けない

ここに出てくるお父さんもね、悪い人じゃないんです。自分の息子にあった道を選んであげたいという親心・・・ただね、親にその子の能力見抜く力があるとは限らないんだなあ。

凡人は凡人のレベルでしか判断できないから、天才が見抜けない。

エディはディスレクシア(読み書き障害)だったんですね。有名人だとトム・クルーズが告白したことで、この障害が一気に有名になりました。でも、実はあのエジソンやアインシュタインもそうだったとか。グラハム・ベルはアスペルガーだったと言われているし、才能ある人たちって、一見劣ってるように誤解されがちだったりする。我ら、凡人には見抜けないこと、心したいなあ。

・・・ん!?

ありえないような質問とかしてくるし、もしかしたら、うちの子も天才かも~(笑)。

■ 好きなものでしか才能は伸ばせない

相田みつをが言ってました。トマトにいくら肥料をやっても、メロンにはならない、って。

その子に合ったやり方で、その子が好きなものを伸ばすことでしか、人は才能は伸ばせない。だって、トマトなんだもん。メロンのやり方押し付けられてもねえ。

エディはトマトなのに、先生はみんなと同じメロンにしようとして、出来損ないと思ってしまうんだな。

エディは算数が得意。『応用数学』の本を借りようとしたとき、先生は必至で止めちゃうんですね。あなたには、まだ無理よ。って。なんてったって、読み書きできませんからね。

でも、エディは知りたいんです。知りたくて知りたくて、たまらない。だから、絵を見て一生懸命内容を想像し、単語をひたすら辞書で調べる。ものすごい時間がかかるけれど、知りたい欲求が彼を駆り立てる。

好き、が突き動かす力ってスゴイ!!!

そして、ヘレン・ケラーにはじめてあったとき、エディは突如賢さとはどういうものかを悟るのです。賢さとは、強い欲求のようなもの、なんとかして知りたい、絶対に分かってやるという強い思いが、賢さの正体だ、って。そう、情熱。それは、自分の好きな分野でしか湧き起らないもの。

■ 朝は必ずやってくる

ベルさんがエディに語る言葉は、どれも素敵なのだけれど、一つだけご紹介しますね。

既に発明王として名声のあるベルさんですが、みなからどうしようもなく勉強ができない劣等生だと思われてるエディに対してこう言うのです。自分たちは似ている、って!他人から見たら天と地ほどの差がある二人なのに!

「なあエディ、きみとわたしは似た者同士だ。きみは読み書き、私は発明。世間がよってたかって無理だと言ったところで、われわれは、さらにがんばるのみだ!がんばった結果がなかなか出ないこともあるかもしれない。このまま一生うまくいかないんじゃないかと思うことだってあるだろう。だがね、夜の後には朝が続いているように、必ずそのときはやって来る。だから、ぜったいにあきらめたりしない。・・・・・」(P.217)

小学校高学年から。

自信を失っている子に差し出したい一冊です。

ブログ「今日の一冊」
part08.png
最新記事
カテゴリー
タグから検索
まだタグはありません。
アーカイブ
bottom of page