スポーツテーマの児童文学
9月の児童文学ピクニックも蜂がいたりなので、夜の部でした~(え?飲みたいだけ?)。
お友だちが見つけてきてくれた、中華バル。お肉を使用せず、魚介と旬菜だけで作るおつまみは最高!食べ物の写真撮るより、アツアツのうちに食べて、食べ物と作り手に敬意を表したい派なので、今回も写真なしです(笑)。
夜の部だと、集まるメンバーがいつもとはまた違って面白いです。日中働いてる人とか。今回はお一人のぞき、あとは全員男子ママだったので、男子あるあるアホトークに花が咲きました。本当に本の話してる???ってくらいゲラゲラ。
ええ、ちゃんとしましたよ、本の話。テーマはスポーツ!
まず、スポーツってそのスピード性や友情もの描くにしても、文章よりも映像や漫画のほうが合ってる気がします。それを、あえて本にする意味ってなんだろう・・・そんなことを考えさせられました。漫画だとクサくても平気なのに、本だとイマイチ感情移入できない・・・これ、なぜなんだろう、とか。
日本のYA(ヤングアダルトと呼ばれる中高生向き小説)では、部活中心のスポーツものは結構あるんです。でも、個人的にはあまり惹かれなかった。
「ああ、あるある!だよね!」
っていう感覚はあるのだけれど、そこで終わってしまうというか。
別に終わってしまっても、読み手が楽しければそれでいいのですが、ああ、私は自分の中に「問い」が起こるような物語が好きなんだな、と気づきました。個人の好みですが。
「自分だったらどうした?どうできた?」と問いが起こり、今までの価値観が揺らぎ、また一つ世界が広がるような物語。
スポーツの競技自体や友情にスポットを当てたものよりも、物語の重要な要素の一つ、鍵を握るものにスポーツが出てくるっていうほうが、文学には合ってるようで、個人的には好みです。
いやね、スポーツ苦手でトラウマ級に嫌いで、スポーツテーマの本なんて、自分からは手に取ることはなかったんです。今回リクエストもらって、このテーマにした結果、シラナカッタ世界が開けて楽しかった!テーマでくくると、面白い発見が毎回あるのが興味深い。
いままで、映像見てもたいして心動かされなかった、こんな私にも、スポーツの喜びを教えてくれる言葉の力ってすごいな、と改めて思いました。
どんな本があるかは、また一冊ずつ紹介していきますね。