テーマ『お引越し』de児童文学ピクニック
桜が満開になりかけてる、今日は児童文学ピクニックでした~。
いつも私たち以外にほとんど人のいない公園が、人、人、人!!!
例によって、ピクニック風景の写真は撮り忘れております(笑)。
基本、写真撮るのが好きじゃないんです。時間と場の流れが中断されるから💦
さて、今回は3月は別れの季節。転勤辞令が出る会社も多いことから、テーマは『お引越し』でした。お引越しにまつわる絵本や児童文学をズラリと紹介しましたよ~。
でね、児童文学とお引越しテーマって、とっても相性がいいことに気付いたんです。
なぜか。
児童文学って、基本成長物語を描いている。
じゃあ、成長するのはどんなときなんだろ?
キーワードは、変化。
引っ越し=動く=変化がある。そこには必ず新しい出会いがあり、新しい学びがあり、扉が開く。だから、相性がよかったんですね!
面白いのは、同じテーマでも絵本との違い。
絵本での引っ越しは、基本楽しいワクワクするものとして描かれているものが多いです。
あるいは、離れてもずーっと友だちだよ、みたいな。
引っ越しというわけワカラナイものに対して、幼児の不安をとりのぞくのに絵本は最適!
(ただ、そういう‟効果”を狙った絵本の読み方はしたくないものです💦)
しかーし!小学生以上ともなると、そんなキレイゴトだけでは済まない現実に直面します。
引っ越しについて回るのが・・・‟いじめ”・・・それが現実。
だって、生物というものは異質なものが入りこんだら排除しようとする、それはもう自然なことなのです。そこから、どうするか。
引っ越しにはリセット願望もつきものだけれど、過去から目を背けている子は、結局はリセットできない。本当にリセットできるのは現実と直面し、結果過去とも向き合ったとき、ということも教えてくれる物語も多いです。
また、一口に引っ越しといっても、仕事による転勤、離婚などの訳あり引っ越し、戦争の影響による疎開や移民、自分は動かないけれど新しい隣人や新同居人(祖父母など)が引っ越してくるケースなどさまざま。
引っ越しといえば、大人の都合に子どもがふりまわされるイメージがあるけれど、自らの意志で動くことを決意し、子ども自ら引っ越していく・・・そんなびっくりするような物語もあります。
いやあ、引っ越しテーマってなかなか奥が深かった!と発見でした。