じゃがいもばっか。故人のイタズラ!?
- Shino Otsuji
- 2018年2月16日
- 読了時間: 2分

『スウ姉さん』エレナ・ポーター作 村岡花子訳 河出文庫
(角川文庫からもあり)
今日の一冊は『少女パレアナ』(アニメではポリアンヌ物語)を書いたエレナ・ポーターによるコチラ。
実は、私まだ読んでないんですけどね。読んでないのですが、ちょっと不思議なことがあったのでご紹介。私もこれから読みます(笑)。
こちらの『スウ姉さん』BOOKデータベースによると、
ピアニストを目指しながらも、亡き母に代わって家族の世話を強いられるスウ姉さん。父の銀行が破綻し、恋人が去ってもなお、持ち前のユーモアを支えに、与えられた場所でタフに生きていく。『少女パレアナ』のエレナ・ポーターが、世界中の女性に捧げた物語
だそうなのですが、亡き母は「毎日じゃがいもばっかりむいているお姉さんのお話」といつも言っていました。そう、こちらの本、亡き母のお気に入りの一冊だったんです。実家にあるのは、三笠書房のハードカバー本でかなりレトロなんですけどね。
先日、うちのじいじが俳句仲間のおばさまが「なんだか、じゃがいもばっかりむいてる」と言っていたので、じいじがならいい本があると貸したそうなんです。
ところが、その俳句の会が解散してしまい、『スウ姉さん』は宅配便で送り返されることに。じいじ不在だったので、不在連絡票が入っていたそうなのですが・・・それがね・・・じいじの名前ではなく、なんと母の名前で届いてたんです!
もちろん、俳句のおばさまは亡き母と面識はなく、名前も知るはずもなく。ビックリ。
宅配業者の人に聞いたら、過去の不在連絡データが残ってて名前が間違えられたのでは、と。でも、亡くなって7年、一度もそんな間違い起きなかったんですよ?母の大のお気に入りの本が、母の名前で送り返されてきた。偶然にしては、出来過ぎてる。
ああ、これブログで紹介しろ、ってことだな、って(笑)。
実は、この手のイタズラ(?)は初めてではなくて。亡くなってから葬儀までの間も不思議なことがいくつか重なって起こったんですよね~。葬儀の写真変えてくれって、用意していた写真が突然消えたりね。
あと母はアンシリーズが一番好きだったのですが、意識が亡くなる最後に読んでいた本は『アンの青春』で、そこに線が引いてあった言葉は、残された私たちへのメッセージだったり。あ、死んでも終わりじゃないんだ、ってことをあの手この手で亡くなった後も伝えてきた母。
村岡花子がとにかく好きで、専業主婦でじゃがいもばっかりむいていた(?)母にとって大事だった一冊。
はいはい、読みますよお(笑)。
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